【腎臓病】クレアチニンを下げる漢方とは?

「榎屋相談薬舗」は、医師とのつながりも大切にしている漢方薬舗です

当漢方薬舗では、漢方生薬医療の提供において(医)知慎会 JTKクリニックと連携しております。
難しい病気や慢性病のご相談をお受けしているからこそ、医師やクリニックとのつながりを大切にし、幅広い知識と漢方に関する情報共有を基に皆様にご提案を行っております。

 

クレアチニン値は、人工透析をするか否かを決める指標となる検査数値です。

患者さんからは「体調が悪化することも心配だけど、なにより人工透析になることが不安」「病院の治療だけでは限界を感じる」という声をよく耳にします。透析を回避するためにはクレアチニン対策が不可欠です。

 

もちろん状況次第では病院での治療が基本ですが、セルフケアとして行うクレアチニンを下げる対策は、同時にクレアチニン値を上げない対策にもつながります。
大まかなクレアチニン対策としては、以下を臨機応変に組合わせて対策をしていきます。

◆漢方薬や治療補助のサプリメント(自然に治る力や回復ホルモンを元気にする)
◆食生活改善や休息(自然に治る力を引き出す準備になる)
◆状況によっては病院での治療(状態が悪ければ→クレアチニンが上がる切っ掛けとなる病気の治療)

 

病気になって病院へ行くことは大切な事ですが、なかなか改善しない、くり返し症状がでる、行く時間がない…など、患者さんから、このような言葉をよく聞きます。

そのため、漢方などを取り入れ、病院治療の足らない部分を補うことで、相乗効果が期待されます。このページでは、手軽に自分でできるクレアチニン対策について、当漢方薬舗『独自の漢方理論』を基にご紹介いたします。

 

クレアチニンの数値が上がる原因は?

元々、腎臓の病気を持っている人は、クレアチニンの数値が上がりやすくなります。

 

 

特に上がる原因としては糖尿病の方、高血圧、高脂血症(中性脂肪やコレステロールが高い方)、肥満の方など血液がドロドロしている方は、腎臓の細胞が壊れやすくなり、結果としてクレアチニンが上がってきます。

 

その為クレアチニンの数値を下げ止めるには、『血液をサラサラに』し、『腎臓を元気にする』ことが大切です。

 

 

クレアチニンの数値が上がる事で出やすい症状

 

 

腎臓の主な働きは、血液中の老廃物(毒素)をろ過して、汚れを尿として排出し、血液を綺麗にすることです。

 

クレアチニンの数値が上がっているということは、腎機能が低下し、血液中の老廃物(毒素)を排出しにくくなるという事です。

 

そのため汚れた血液が全身をめぐる事で様々な症状が出やすくなります。

 

例えばこのような症状
1.むくみ・・・体から水分が出ていかないために浮腫みやすくなる。
2.排尿障害・・・尿量が少なくなったり、薄い尿が増加したり、頻尿になったりする。
3.貧血(めまい、立ちくらみ、)・・・赤血球を作るホルモンが作られないことで起こる。
4.倦怠感、皮膚のかゆみ・・・本来は、尿として排出される毒素が体内に残ることで起こる。
5.食欲不振、吐き気・・・汚れた血液によって、胃が正常に働きにくくなる。また食事制限により、栄養のバランスも崩れ、さらに胃腸が働きにくくなる。

 

放置すると尿毒症に?!

この状態を放置したまま腎臓の機能が低下していくと、最終的には尿が出なくなり、毒素が全身に回ります。それが『尿毒症』です。

 

尿毒症とは腎臓の働きが、かなり低下して起こる全身の症状をいい、腎機能が正常の10分の1程度まで低下しているような状態を言います。

 

このような状態になってしまうと、すぐに治療をしなければ、にかかわるような深刻な事態となります。

 

上記のように、この状態は非常に危険なため、クレアチニンが上がると医師から『透析』を進められます。

 

 

透析の頻度としては、一般的に、1週間に2~3回程度、1回の透析で4時間以上という長い時間となります。

 

そのため、自分の行動に制限がかかり、私生活が難しくなっていきます。

 

 

病院の治療は?

 

 

慢性化または、重症化した腎臓を元の正常な状態に戻すという治療はありません。体の中の何が原因で、クレアチニンの数値が上昇してしまったのか判断し、薬が処方されます。

 

例えば、高血圧を伴っている方は、降圧剤が処方されます。また、心臓や脳、血管にかかわる病気を伴っている方は、血液を固まりにくくし、より流れやすくする薬が処方されます。

 

その他、コレステロール値を下げる薬、利尿剤、リン吸着の活性炭などが使われます。全ての薬が、腎臓病に伴った症状を改善し、腎臓の機能を取り戻す薬ではありません。

 

病院の薬で良くなる?漢方薬はどうなの?

 

 

病院では西洋薬での治療が中心となるため積極的に漢方薬を出す先生は、ほぼいません。一般のドラッグストアで主に販売されている市販の漢方薬やサプリメントは八味地黄丸、牛車腎気丸、五苓散、ノコギリヤシ、DHAEPA、オルニチンなどの一般的な漢方薬やサプリです。

 

たまたま自己判断で買ったものが体に合ってて、改善することはあるかもしれませんが確率でいうと、ほんの数%くらいです。

 

それ以外では、一般的なドラッグストアでは取り扱っていない有用的な漢方薬もあります。効果は人によって異なり、漢方薬を利用される場合は、腎臓病の漢方に詳しい漢方専門外来や、検査数値に詳しい漢方薬店で相談して購入されるのが安心です。

 

そのほうが一般とは経験数が異なるため、より精度の高い選薬が可能です。

 

自分で出来る事も対策も取り入れましょう。

 

 

・適度な運動を日常に取り入れ、汗をかきましょう。

・半身浴を行いましょう。水を飲みながら、ゆったりと入浴することで汗をかいたり、血流が良くなったり、老廃物をカラダの外へ出すことが期待されます。

・塩分を控え、タンパク質の量を必要以上に取りすぎないように食事内容に気をつけましょう。

・あっさり味の和食の方がお勧めです。脂分や肉類、糖分は控えめにしましょう。

・減酒、減煙を心がけましょう。飲酒や喫煙は、血液を汚し、血流を悪化させます。

 

 

漢方で腎臓を元気にしてクレアチニン値低下をめざす4つの対策

 

 

 

①汚れた血液をサラサラにしていく

 

サラサラにするには、食生活を見直すとともに、青汁や黒酢、田七人参など、その人の状態に合わせたサプリメントがお勧めです。

 

②腎臓を元気にする生薬や漢方薬を取入れる

 

昔から補腎の生薬として、鹿茸(若い鹿の角)、紅参、地黄、山薬などの生薬が有名です。このような成分が入った漢方薬を取入れることで、腎臓を元気にしていきます。

 

これらの漢方薬も、人それぞれ適したものが異なりますので、専門家まで、ご相談下さい。

 

③腎臓の細胞が壊れないようにする

 

ドロドロの血液によって、壊れかけている腎臓の細胞は炎症がありますので、炎症を鎮めていくような生薬エキスがあります。お茶のようにして飲むと利尿作用もあるのでお勧めです。

 

④腸内環境を整える

 

腸内環境が乱れていると、便秘になり、腸の中が汚れていきます。腸の汚れは腸壁にある血管を介して血液中に流れ込み汚れた血液になりますので腎臓を傷めます。

 

そのため腸内環境を整え、排便を促し、腸内を綺麗にしていくことが大切です。腸内環境を整えるには、漢方薬局、薬店で取り扱っている強力なサプリメントがお勧めです。

 

当漢方薬舗の漢方を利用した方の声・症例

当漢方薬舗の腎臓病の漢方を利用された方の声と症例を紹介しています。

 

ご利用者様からの声

こんにちはYです。いつもお世話になっております。今日は、血液検査の結果が出ましたので、ご連絡させていただきました。

クレアチニンの数値が3.6から2.4。尿素窒素の数値が62から41。カリウムの数値が5.6から4.6。赤血球の数値が328から378に、なっていました。

数値が全体的に良くなっていましたので、とても嬉しかったです。漢方薬を飲む前は、半分諦めていましたが、今では、自信を持つことができています。

腎不全 56歳 男性 東京都 Y様

※個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。

◆その他の頂いた声

 

 

症例

●ご相談されたときの症状・状態

腎不全で、クレアチニンの数値が4.25まで上昇。皮膚のかゆみ、便秘、尿量減少、下半身の浮腫も酷い。どうにかして透析を遅らせたい。

●ご提案した内容 (病院でのお薬と併用しながら)

腎の機能維持・向上に働く漢方
血液の質、循環障害を改善する漢方
腸内環境の改善を図り、毒素の排出を促す漢方

●改善期間:2ヶ月
●変化が見られ始めた時期:1週間目
●お客様の変化

漢方薬を服用して1週間くらいから尿量が増え徐々に浮腫が軽減。その後、皮膚の痒みも和らいでいきました。
2か月後の採血の結果で、クレアチニンの数値が4.25から2.98まで低下。現在も数値の上昇抑制のために漢方薬を継続していただいています。

●担当スタッフより
問診からも強い血流悪化が見受けられたため、今回は血液の質を整え、循環障害の改善を中心に対策を行いました。また、毒素の排出を促すために腸内環境の改善も同時に図っていきました。

尿量減少と浮腫が強く現れていたため、腎機能を向上し水分代謝を高める漢方も一緒に服用して頂きました。

【腎不全のご相談】宮城県にお住まいのAさん(男性・44歳)

※個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。

◆その他の症例の一部

 

クレアチニン値の改善に必要な漢方の費用

例えば、クレアチニンの数値が1台~5以上…と、段階や状況に応じて漢方の費用が変わってきます。

当漢方薬舗の腎臓病に関連する漢方の費用は、おおよそ1万~3万円/月 程度で、幅がありますが改善状況によって費用は徐々に減少していきますのでご安心下さい。

どうしてこのように漢方の費用に幅があるかといいますと、漢方というのは患者さんそれぞれの体質や既往歴、体全体の状態など、様々な状況を考えて組合わせ、量も変わるため、誰もが同じ選薬内容にならず費用も様々となっています。もちろん最終的には、漢方の効果と費用のバランスを考え、ご予算に近づける事も可能ですので、そこはご安心ください。

漢方を始めるにあたって費用が気になるのは当然の事だと思います。しかし最初から費用の枠が決まっていて予算ありきで漢方を提案する薬店もありますが、決められた価格を気にしながら漢方の内容を当てはめてしまうと、本当に効果があるものが伝わらず、本末転倒になってしまうこともあります。まずは予算ではなく、最善の提案はどのような内容なのかを把握することに徹しましょう。

 

まとめ

腎臓病でクレアチニンが上がってくると1~2台は経験上、下がってくる場合が多いため、出来るだけ早期に下げることをめざします。3~4になると下げることをめざしつつ、数値の維持も視野に、透析にならないように上記のような対策を行うことをおすすめします。

5を超えていても、クレアチニン値を下げることをめざし、可能な限り良い状態を維持する対策をおすすめします。

腎臓病は、一度かかると悪化していく方が大半です。そのため、透析治療にならないうちに改善することを心がけましょう。

 

 

◆詳しくは、こちらのページに、フリーダイヤル・LINE・メール相談フォームがございますので、気軽にご相談下さい(相談無料)

 

 

腎臓病に漢方が良いといわれる根拠などの資料

漢方は、本当に腎臓病の改善に良い作用をするのか?と心配される方が多いとおもいますが、今では研究がなされていて、腎臓病に漢方がポジティブに作用することが論文・文献として発表されています。

 

■漢方薬およびその成分による慢性腎臓病(chronic kidney disease)の
修復促進に関わる新規治療法の開拓
http://www.inm.u-toyama.ac.jp/jp/collabo/h24_download/report/24_22.pdf

■生理学講義ノート腎臓
http://www.ninomiya.med.tottori-u.ac.jp/homepage/KIDrev.pdf

■真武湯と防已黄耆湯の併用は蛋白尿の少ない慢性腎臓病に進行抑制効果がある
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/67/4/67_347/_pdf/-char/ja

■慢性腎炎に対する漢方治療
http://ccs-net.co.jp/toyo61/pdf/program/s11.pdf

■腎臓内科領域の漢方治療
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed/64/1/64_10/_pdf/-char/ja

■慢性腎臓病の治療総論 (降圧療法,食事療法を含めて)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/joma/120/2/120_2_215/_pdf/-char/ja

 

しかし論文で発表されている漢方を闇雲に飲んでみるだけで簡単に改善するわけではありません。その為、【ご相談の中で、しっかりと患者さんの体質を見極めて、最適な漢方を見つけ出す】ことが大切になってきます。

 

腎臓病担当のスタッフ紹介

中尾 典義(なかお のりよし)

榎屋相談薬舗株式会社 代表取締役 薬剤師
(社) 日本漢方連盟 漢方委員
1968年生まれ。大学、大学院、製薬会社研究所では薬の創薬研究をしていました。研究者として論理的で積極的に新しい治療薬や治療処方を探索しつつ、常に、本当は何が最適なのか?早期回復には何が必要なのか?を考え、ご提案しています。

 

 

藤原 妃呂(ふじわら ひろ)

榎屋相談薬舗株式会社 取締役
医薬品登録販売者・漢方カウンセラー
体の成り立ちや血液データの見方などは難しく、漢方的な言葉は理解しづらい場合もあるので、なるべく身近な例え話をし、ご相談される方がイメージしやすいよう伝える事を心がけております。

 

村上 恵(むらかみ めぐみ)

榎屋相談薬舗 店長
医薬品登録販売者・漢方カウンセラー
血液検査の結果はもちろんですが、生活の細かな部分までご質問をさせて頂いております。漢方をご服用された後の小さなお身体の変化に、お互いが気づける事を大切にしております。

 

扇山 理佐(おうぎやま りさ)

医薬品登録販売者・漢方カウンセラー
患者様、患者様をサポートされているご家族様のご不安な気持ちが少しでも緩和され、皆様の笑顔が増えるようお客様に寄り添えたらと思います。

 

落合 真智子 (おちあい まちこ)

医薬品登録販売者・漢方カウンセラー
不安を抱えているお客様に安心してご服用いただけるよう、「丁寧にわかりやすく」を心掛けています。

 

山本 慶子(やまもと けいこ)

鍼灸師・医薬品登録販売者・漢方カウンセラー
カウンセリングでは、東洋医学の物差しでお客様のお身体の傾向と弱点を読み解き、漢方をご提案させて頂きます。ご自身では些細なことだと思われている不調、心の悩みなどお気軽にお話ください。